「何か良く分かんないんだけどさ」~バラバラな生体のバイオナレーション

11月11日F/T公募プログラム「バラバラな生体のバイオナレーション」を見てきた。

 

どんなのかっていうと↓

 

 地域文化や野外での上演にこだわり、実験的な作品制作に取り組むシアタースタジオ・インドネシア。『バラバラな生体のバイオナレーション!』は、装置から衣裳、小道具、楽器に至るまで、作中の要素のほとんどに竹を使用した野外劇だ。パフォーマーたちの力強い歌声、リズム、そして伝統舞踊を取り入れた躍動感あふれる演技は、しなやかで強靭な竹の存在によって増幅され、うねりを上げる。その舞台は、渾沌とする都市に生きる私たちのあるべき姿を示すものでもある。

何かを叫びながら、あるいはつぶやきながら枯れた笹の葉の上を走り回る1人と6人のヒト。
何にもないフラットな場からあれよあれよという間に上に横に広がる造形物というなの動きの軌跡。
円形のギャラリーの間から聞こえる竹笛の音。
毎日17時に無機質に鳴る池袋西口公園の時計の浮かれ具合と場の神秘性の異様さ。
あの、ふわふわ浮いて行った青い風船は演出なの?
繁華街から聞こえた破裂音は?
横のおじちゃんの突然鳴り出した携帯は?
かーくんが私をアトラクションにして頭によじ登っているのも、向かい側の人たちから見たら演出に見えたりしたの?
日暮れの時間に合わせたことで、街の表情もどんどん変わる。
さっきまで見えていたものがいつも間にか見えない。その変わり、いままで見えなかったものが見える。
横のおじちゃんが誰かからの電話で「あー、今、インドネシア(演出家の経歴を見ると、このインドネシアっていうのはそこまで関係してないみたいなんだけど)の、良く分かんないのやってるんだ」って友達?に伝えてた。でも、たぶん最後まで見てて、最終的には空いた席にちゃっかり座って腕組みしてみてた。
「なんだかわかんない」ことと「なにかひびくこと」はぜんぜん、違うんだなぁ。
言葉にできない、よい体験をした。